2012年05月21日

「歌旅」を見て主に美容を考える

行ってきました。
はあー、こんな大スクリーンでみゆきさんを見られる日が来るなんて!
ナントカサラウンドとかいってる割には音がすごいとか、
音楽的なメリットはないけど、そんなこたーいいのよ。
「歌」じたいならこの曲たち百回は聞いてるし、じっくり聞くならひとりでしょ。
なにがいいって、みゆきさんがとにかくデカイのよ。
みゆきさんの一挙手一投足を眺めては、ニヤニヤ。
いやあ、色が白くて綺麗だねえ。
首筋、胸元、手元。
アップなんてこたえられませんね。
肌なんて、水蜜桃か白玉みたい。
白くてやわらかそうで、みずみずしくて発光していて。
美容雑誌も女子たちも、綾瀬はるかじゃなくて
中島みゆき肌を目指すべきなんじゃないの?
メーク・照明の力を加味しても、これはすごい透明感。
このときホントに50後半ですか。
お姉さん完全に負けたわよ。不戦敗。

いつかも書いたけど、歌唱中の顔問題。
みゆきさんて、こんなに歌いながら微笑んでいる。
意外なことに、表情がくるっくる変わるんだな。
作為的にカメラに笑顔を向けるアイドルより、はるかにチャーミング。
力強い曲間に、ふとニコ。
祈るような表情の次の瞬間、ニコー。
歌詞と連動して、不敵にニヤリ。
美しさって、顔の造作などではなく表情なのだ。
表情って、つくれるものではなくわき出るもの。
着飾って、塗って盛ってもしょうがない。
花が咲いたような、というその表現通り、
にっこりしたみゆきさんは、たおやかで慈悲深い菩薩のようで
ああ、この人の魂は美しい。輝いている。
そんなことさえ感じさせる。
もやに覆われ、乾いてきた自分。心洗われるようだった。

よくもこんなに気張って、声ふり絞ってるのに
険しい顔もせず、やわらかい表情で歌えるもんだ。
ためしに皆さん、カラオケで中島みゆき歌いながら鏡見てみなよ。
いや見なくてもわかる。
踏ん張ってしまう。顔が必死である。
情けないくらい瀕死の形相だわよ、あたしは。
みゆきさんは、歌うことで筋肉を使うし、そもそも歌うために鍛えているだろう。
そしてなにより表情豊かで、顔の表情筋にもお肌にもいいわけだ。
私・・・。
ただでさえ、対話のいらない、歯を食いしばり没頭する仕事な上
話すの苦手で、たまの機会も他人を避けがち。
日々発する言葉は主に、「おはよう」と「お疲れ様」のみ。
3日に1回しか笑わず、作り笑いもこわばる毎日、
老いまっしぐらである。脳もボケます。
みゆきさんがニコニコしてると、こっちまで頬がゆるみまくる。
「君の笑顔が見たい」とかふざけたこと言う男は
こんな気持ちなのかと思ったり。
反省して、今度からサービスするわ。スマイル0円。

だけど、相当のファンじゃないと、2時間これ見てるのってつらくない?
ライブなら生のリアル感があるから、まだいいけど
これだと、飽き・・・はしないけど、バラードではついつい
「そーのふねーをこいでゆけー」
ハイ?寝てませんてば!!

有給とって、平日午後からこれ見たのです。
終わって外に出ても、まだ日が高い初夏の夕暮れ。
この時期の気候、毒ですね。
緑の芳しさに酔いしれたら、気持ち良さにかえって所在無くなり
意味もなく電車に乗り続け、ここじゃないどこかへ行ってしまい
近いのに往復2時間かけて帰宅、座りすぎて尻が痛い
その上、電車で寝すぎて夜眠れない始末。
いやあ、なにやってんだろ。
どうしようもなく馬鹿だね馬鹿だね馬鹿だねあたし。
でも自分を責めないわ。
ゆるして。
人間だもの。


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2012年05月15日

「君の昔を」ほしがるようでいて

変わるもの。変わらないもの。
1人の中にも。

あの人といる私。
あの人といた私。
今の私。
あなたといる私。
さっきの私。
誰かといる私。
妬んでいる私。
寛容な私。
ひとりきりの私。
あらわれる私。(「クレンジングクリーム」風な)

人間関係は、即時相応。化学反応。
人によって、状況によって、役割によって
引き出されてしまう自分がいる。
こんなに気楽な?
こんなにくつろいだ?
こんなに執拗な?
こんなにわがままな?
しかし、どれも私。
だとしたら
「君の昔を」妬んでも、
妬み切れない。

そりゃあ妬ましいよ。
私の知らない過去の女。
私の知らない若く輝いていた君。
私の知らない未熟だった君。
私の知らない、だから強気だった君。

昔の私は見られたくないことばかり。
君といるよりいいことなんてなかったよ。
だから、今を生きたいの。
なんて言っても勝手だよね。
自分の過去は忘れても
あなたの過去は妬ましい。
何もかも忘れさせてほしいから
何もかも忘れてほしい。
あなたの未来も妬ましいから
誰かになんて渡したくない。

変わらない夢を見たがっているのは私?


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2012年05月11日

「僕等がいた」後編を見る。

ちょっとどうします奥様。
あれは泣いたわっていう「八日目の蝉」より泣いたわ。
ていうか夜会より泣いたね。
さいきんの私が恋にナーバスかつ涙腺ゆるゆるだとしても
それはさすがに泣きすぎだろう。
ふと、涙がツーっとかならいい。
両目からダーダーでもまだいい。
しかしこういう局面において、泣きすぎると私は
血は吐かないが、お花がね、ダーダーなのである。
ちなみに恋愛のシリアスな場面だって、お花健在。
別れるの別れないの言ってる合間に、ティッシュ数枚ずつとっては
ずびー。かみすぎである。
花粉症ではない。
ロマンチックでもない。
ドラマにもなんない。したくない。

そんで、この映画。いきなり後編から見る。
親や恋人の死、病気、家族のイザコザ、心に傷系
けっこう重いなオイ。
けど、じっとりはせずサクサク進む。
少女コミック原作の本作品。そういうもの?
ないない。そんな偶然過ぎる展開もありつつ
あるある。恋愛ストーリーの凡庸さも持ちつつ
しっかりツボは押さえているのではないか。
上記の泣きっぷりだもの。
念のため言っておくと、周りはそんな泣いてない。
あくまで私が発散したかっただけなのよね。
カタルシス。

遠距離恋愛。
かわいい。たいへん。
主人公らの故郷が北海道なんですよね。
「サッポロSNOWY」
え?釧路なんだけど。

とりあえず来週は前編かな。


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2012年04月27日

中島みゆき、その声。

たまには中島みゆきの魅力にせまる
(元)ファンサイト的記事を書いてみよう。

声は、内面を、外見以上に表すという。
本当だろうか。
異性の、声が素敵だと、それだけで魅力が増幅して見える。
同性の、それにはすこし妬いてしまう。
優しさ、気遣い、経験値、健康状態、フェロモン
声からすべて伝わってしまう。
いい声の人は、それだけで魅力的。
中島みゆきの何がいいって、そんなこと言い出すと、
他人じゃないからなおさらなおさら
そう、いまさらなんだけど、それは声質。
あの声で歌うからこそのあの歌。
唯一無二の。

いろんなアーティストを聞いて、
それもこれもそれなりにいい、いやすごくいい?
一時陶酔しちゃうんだけど、
そうしてやおら、みゆきさんの声を聞くと
安堵の波が、押し寄せる。
なんだろう、この、胸をなでられるような落ち着き。
久しぶりに実家に帰って、自分の布団で寝る時みたいに
世の中のしがらみから解放され、守られほっとする。
かつ、ほんのちょっとの愛あるうっとおしさ
「早く寝なさいね」
「ちゃんと着替えた?」
「肩まで布団掛けるのよ」
・・・ママ?
静かでやさしくて心地よくて、胎内みたい。

長年の活動である夜会でみゆきさんは、
七色の声を手に入れたと評されるが、
もっとだよね。いっそ玉虫色。
曲ごとに、変幻自在な歌声。
曲中においても、微妙に変化していく技術、
いや技術ではなく、表現本能なのか、
そのグラデーションある揺らぎには、しびれてしまう。

私の好みは、ただ美声ってのじゃなくて
(むしろ美しさはつまんない)
深みの極み。

「おとぎばなし」の本質に迫ってゆくかのような変わりよう、
「かもめはかもめ」の思わず本音がにじみ出たような瞬間、
「思い出だけではつらすぎる」のラストのサビの凄み、
こわいよう〜
泣きが入ってしまうほどに、迫力があるが
そんな歌があれもこれもありすぎて、もう挙げきれないよ。

初期の頃の涙声が混じるような絶唱も 
感極まった、デリケートなか細い声も
近年のふりしぼるような力強さも
いい。
そしてさいきん加わった、年齢による深み。
いいじゃないか。

歌い方が、歌声が、最もひたすら好きと言えるのは、
永遠のNO.1「愛よりも」。
伝えたい、伝えよう。
その意気込みがまっすぐに胸を打つ。
その心がのせられた歌声は、繊細かつ大胆、
表現者冥利ということばが、勝手に浮かんでくる。
歌うあなたの、聞く私の、幸せ。
それがひとつになったなら、聞いているだけでもう
腰が抜けそうよ。
エクスタシー
この瞬間を、そう呼ぼう。



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2012年04月18日

メイクアップシャドウと「バクです」

運命の日、というのがある。

運命を分ける日。
それは、ふいにやってくる。
すべてが自分にかかっている日。
試験でも、面接でも、もちろん仕事でもなく、正解はない。
11月のあの日。
私は勝負のときを迎えていた。
ふってわいた今夜。
あとにはひけない。
なんとかするしかない・・・できないのなら、それまでよ。

なのに昨夜飲んだくれすぎて、まず朝起きれず
仮病で会社休む。最低。
しかし、勝負なので、そんなことにはかまっていられない。
夕方ようやく起き出し、ひたすら水飲んで酒を抜く。
頭がまともになってきたところで、そろそろ出かける準備。
こんな時間に起きて化粧始めるなんざ、お水の生活だね。
夕刻のメイクはそんな気分。

いざ戦闘準備。
だけど心細く、こわく、ややきもちわるい。
BGMに発売間もない「荒野より」を流してみる。
望みはなにかときかれたら〜♪
こういうときに聞くみゆきさんは、ほんとにいい。
湿っぽい部屋の空気は湿ったままだが
湿っぽくて悪い?湿り気万歳!!
そんな強気を与えてくれる。
うん、少しは気丈になってきたわ。

そのうち、「バクです」キタ!
いいや、待ってなんかない。
日ごろまともに聞いたこともなかったもの。
しかし、今日は化粧の傍ら。
聞くともなしに聞いていると、心がほぐれるようだ。
みゆきさんの、へにゃあとした声色のせいなのか。
たたみかけるような、語るような歌唱のせいなのか。
うん、私もまだいけるかも。

いつもは3分メイクの私。要はめんどうくさい。
しかし、今夜は10倍。30分はかけたね。
こういうときって往々にしてやりすぎ、
結局ふだんがいいってことになる。
が、がんばったってこと。
メークを終えたら、髪、そして服。
女は忙しい。
もしも帰らなくてもいいように、備えも忘れない。
当ったり前じゃないですか。
備えよ常に。

女が試されるとき。
動かすのは、ひとりの男の心。
生きた心地がしなかった。
その後どうなったかって?
聞くのは野暮ですよ。
あの夜を、忘れない。
「バクです」を忘れない。
だけど、二度と聞かない・・・なんてね。


posted by yu-kari at 12:28| 北海道 雨 | TrackBack(0) | 一触即発系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする